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2012年5月 2日 (水)

キスミレ咲く・・・

阿蘇の草原に春を告げる可憐な花々が次々に咲いて
草が芽を出し、緑が次第に濃くなってきました。

輪地を切って、野を焼いてこそ、広がる風景だろうと思います。

 

4月21日の午後、波野へ向かいました。

途中、空を覆う灰色の雲から、ついに堪えきれずに雨が落ちてきました。
少し迷った後に、多分この辺りかと、車を止め、牧野へ入りました。

 

斜面を歩き進むと、キスミレがたくさん咲いていました。

Kisumire120421

そのそばにはサクラソウも。

Sakurasou120421

誰かに場所を聞いておけばよかった・・・

 

この2週間前の4月7日、日の尾牧野の野焼きに参加しました。

Hinoo120407

十数年間途絶えていた日の尾の野焼きが再開されたのは数年前のことです。
その再開の年は、私が野焼きに参加を始めた年でした。
以来、日の尾には、野焼きか輪地切りで毎年出かけています。

 

上の写真では、炎の列が二つですが、これが重なった瞬間
下の写真のように、炎がそれまでの倍以上の高さになり、一瞬、荒れ狂う。

Hinoo1204072

野焼きの炎は、地形、そこに生える植物の違いなどで牧野ごとに異なります。
そして、同じ牧野でも、天気、風向きなど気象条件により変化します。、

 

7日の夜、猫友さんの一人からメールが届きました。
テレビで阿蘇の野焼き事故のことを知り、私のことを心配してくれたメールでした。

 

実は、この日の作業終了後に、波野の牧野で怪我人の出る事故があったと
知らされましたが、その時点では、大変な事故だったとは知らなかったのです。

 

その日の疲れもあって転寝をし、夜のニュースも見ないままでした。

メールをもらってから、慌てて、ネットで調べた結果
ボランティアリーダーのYさんが、大火傷をされたことだけはわかりました。
夜も遅く、結局、それ以上の情報はわからずじまい。

 

翌朝、熊日新聞のメールニュースを読んで愕然としました。

ドクターヘリで病院に運ばれ後、懸命の治療の甲斐なく、亡くなられたのでした。

 

野焼きボランティア会員は人数も多く、リーダーも数十人いらっしゃるので
顔は見知っていたとしても、お名前はわからない方がほとんどです。

それでも、Yさんは奥様と一緒にリーダーとして熱心に活動されていたとのこと。
きっと、どこかの牧野で、ご一緒したことはあるだろうと思います。

阿蘇の自然をこよなく愛したYリーダーさんのご冥福を祈ります。

 

今、事務局や関係団体が集まり、事故の検証や今後の対策の会議などを
行っている状況で、先日、その報告書の第一報が郵便で届きました。

 

自分自身、今回の事故で動揺していることは否めませんが
出来れば、野焼きボランティア活動には、今後も携わりたいとも思います。

Hokeshibou120421

事故の現場は特定できず、入り口近くに花を手向けて来ました。
火消し棒は、あの事故の日から置かれたままになっているのかも知れません。

(コメント欄は閉じさせていただいています)

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