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2012年4月 5日 (木)

三鉄北リアス線 駅三つ17分の旅

宮城・岩手を訪ねた旅の最終日に、久慈駅陸中野田駅を往復。
わずかな時間、わずか三駅通過でしたが、三陸鉄道の乗車を経験できました。

いきなり、最終日の話?という声も聞こえてきそうですが・・・(^^ゞ

 

「 4月1日、陸中野田駅から田野畑駅までの運転を再開 」というニュースに
ある光景が、目の前によみがえってきます。

Nodaeki1203201

3月20日、陸中野田駅のホームに降り立ったとき、
ホームで複線になった線路が、再び単線になる地点にあった車止め。

『 これから先には行けません 』を端的に表すものでした。

あの車止めが取り除かれたんだ、私も乗った列車がこの先に進めるのだと思うと
何やら、感慨深いものがあります。

 

この日、takaさんcyacyaさんとは、朝食は「8時に集合」と話していたので、
それまでの小一時間、久慈の街を散策することにしました。

Kujieki1203200

ホテルから歩いて1分のところに、久慈駅がありました。

久慈川長内川に津波の流れが分かれ、久慈駅は被害を免れたように思います。

 

駅舎の中に入り、時刻表を見ると、間もなく始発が出る模様。
久慈駅7時発、野田駅7時17分着。そして、野田駅7時30分発、久慈駅7時47分着。
十分に朝食にも間に合う。これは、天啓、乗るしかないと思った次第です。

 

まだ切符売り場は開いていなくて、少し不安になりつつもホームへ向かうと
すでに、列車は待機中。ワンマンなので降車の際に料金を支払います。

Santetu1203202

地図を見て想像した通り、久慈・野田間は海は見えず、市街を離れると山中です。

Santetu1203201

17分間ののんびりとした乗車の後、野田に着きます。

 

本当は海岸の方まで行ってみたかったのですが、久慈に戻る列車の時刻を考えると
とても無理です。とりあえず、駅を出てみます。

野田駅は、観光物産館ぱあぷる(道の駅のだ)と合体していました。

 

道の駅の前に、こののだべこに塩を乗せて運搬する様子を再現した像がありました。
(駅のホームにも鏝絵風の塩を運ぶのだべこがおりました。右の写真です。)

Nodabeko1203201 Nodabeko1203202

その昔、内陸に住む人にとって、野田から運ばれて来る塩は貴重だったでしょう。

あるホームページの記事を引用しますと、

    『海水を鉄鍋で煮詰めて製塩する「直煮(じきに)」製法で作った塩を

      牛(ベコ)の背に乗せ、北上山地の起伏の激しい「塩の道」を通って

      盛岡市近在にまでも運んでいた歴史がある。』

とありました。

 

さあ、名残惜しいけど、久慈に戻る列車に乗らなくては・・・。

Nodaeki1203202

切符には380円とありますが、3月31日までは割引料金で、300円でした。

 

久慈駅に到着。

Kujieki1203202 Kujieki1203201

往きは乗客3人でしたが、久慈に戻る時は、久慈市内に通う高校生でいっぱいでした。
祝日だったので、授業ではなく、部活に向かう生徒たちのようでした。

久慈駅は三陸鉄道の北端なので、元々、線路の先に車止めがあります。

 

↓ この前日、道の駅「おりつめ」の産直施設「オドデ館」で買った「たのはた牛乳
(田野畑駅のある田野畑村は酪農業が盛んだそうです)
右は、ジェミーさんのブログで度々登場している会長さんからいただいた「のだ塩

Tanohatamilk120319 Shioshouyu

被災後、この2月に別の場所で製塩窯の「火入れ式」を迎えたばかりの
ラベル一新『のだ塩復興記念《限定ラベル》』の本当に記念すべき「のだ塩」です。

その塩の左側は陸前高田八木澤商店の醤油。社屋も工場も津波で失っています。
この醤油は岩手や近県の醸造蔵に委託した商品のようですが、ぼつぼつと自社製品も
販売を始めることができたとHPにはありました。(醤油は盛岡で購入)

 

三陸鉄道の思い出にと、「さんりく・しおかぜ」号のLEDライトを買いました。

(猫の写真は、写真家の三浦学さんの「温かい岩の手」という岩手復興支援
チャリティーポストカードです。久慈駅で販売していた分の最後の1枚でした)

Santetuiwanote

私は鉄道マニアではありませんが、三陸鉄道は乗ってみたいと思う路線でした。

地形が厳しければ厳しい程、そこは、美しい風景を持つ。
そんな三陸のリアス海岸に住む人に寄り添う鉄道だと思いました。

一日も早い全線再開を望んで止みません。

 

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のっけから、最終日の話、しかも長文。この先、どうなりますことやら。
でも、見聞きしたこと、その場に立った感情、その一つ一つをはしょれないなあと・・・。

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コメント

union-jackさん☆彡
どうも~、懲りずにコメントしてくださって、ありがとう!です(^^♪

温度差、わかる気がします。
新幹線で福島を通過するとき、田代島へ渡るために過ごした石巻、
先へ進めなかった三陸鉄道・・・。
すべてが、あの日以前とは違うのだということを少なからず感じました。

ポストカードのごつごつとした手と目が開くか開かないかの子猫。

これは三浦学さんが
「岩手を下支えてきた深いシワの刻まれたごつごつとした、
 けれど温かい農家の手が、生まれたばかりのいのちを包みこんでいる。」
「温かい岩の手でこれからもずっと命を育み支えて行く」
というメッセージで、岩手復興に願いを込めたものだそうです。

そして、この猫、今は三浦さんの奥様のご実家で
噛みつき魔として、やんちゃしているそうです(笑)

投稿: iharaja | 2012年4月12日 (木) 05時47分

再々チャレンジしに来ました。しつこい?(笑)

TVで流される被災地の映像やニュースと、実際の被災地の様子との間に
何故か温度差を感じる、今日この頃です。
真実を流しているんだろうか。上っ面だけ報道してるのではないか。
実際、その地に出向かないと、わからないんだろうなぁと思います。
ポストカード、最後の一枚を入手できて良かったですね~。
とってもよい写真ですね。じんと心が温まります。

いきなり最終日の話題だったので、アレ?ほかの日の記事upされてたっけ?私読み逃した?と探したりしちゃいました(笑)

投稿: union-jack | 2012年4月11日 (水) 22時58分

ジェミーさん☆彡
1年という時間は短すぎるとつくづく感じました。
一見、普段を取り戻したように見える内陸の町、そして、反対に海岸の町のあの姿。
元通りになるって、なんだろう。

野田駅からかなたの海岸の方を見たとき、木がまばらだったように感じました。
あれでは強い海風は今は防げないね。木それぞれも密集することで強くいられたでしょうに。
北リアス線、山田線、南リアス線、大船渡線と乗り継いで旅できるのはまだまだ先ですね。

野田からの列車の中の高校生、ほとんどがスポーツの部活へ行く雰囲気でした(^^♪
前に座っていた女子生徒たちの会話は、スマホを買うかも~だったし、
みんな、耳にmpプレーヤーのイヤフォンつけてるし、今どきの高校~って感じ。
屈託のない表情を見て、少し安心しました。
のだ塩と八木澤商店の醤油はまだ実食せず。買い置きが切れたらの味レポートかな(^^♪

なんの、なんの、体調不良な時に、付き合ってもらって~、こちらの方が恐縮。
そうそう、ジェミーさんがエントリーできなかったわんこそば大会はtakaさん勝利。
私、何杯食べたんだろう。途中で分からなくなった(笑)

投稿: iharaja | 2012年4月 8日 (日) 19時07分

震災に対するiharajaさんの思い、一緒に旅して、この記事をみて、とても有り難いなぁ、と思いました。
これからも三陸復興、まだまだ問題が山積みの被災地へのご支援、よろしくお願いシマス

先日所用で野田村に行ってきました。iharajaさんが今回行けなかった、あの線路の先の野田はたくさんあった暴風林も、馴染みの定食屋さんも何もなく、以前は暴風林の隙間から見え隠れしていた海原や街が、遮るものなくガランと見渡せます。
ワタシが小さい頃から知っている野田の風景とは全く別の景色のままで、瓦礫は少なくなってきたけど、まだまだなんだなあ、と切なくなりました。
あの線路の、車止めの先の野田にiharajaさんをお連れしたかったな、と思いました。
普段は車ばかりで列車に乗ることは稀なんですが、震災前、出張で大船渡に行く際、北リアス線・南リアス線を乗り継いで三鉄ゆっくり旅をしました。
iharajaさんがおっしゃるとおり、あの車輪どめの先の景色こそが三陸鉄道旅の醍醐味ナンデス、ハイ^^

iharajaさんが見かけた高校生たちですが、会長の○○代あとの後輩たちになりますデス^^
学校が終わったあと、三鉄駅で会長と待ち合わせしてからよく腹減ってコロッケ食べてマシター♪懐かしー(´∀`*)
会長にとって野田や三鉄は、ワタシ以上に、思い出深い、セイシュンなのでアリマス^^
と、こんな話をしながら飲み食いしよーと思ってましたのに(汗)ホントへぼへぼ戦線離脱(!?)でスミマセンデシタ~(〒_〒)
のだ塩オイシいデスヨー♪
八木澤商店さんのお醤油も旨いデスー♪
実食しましたら感想アップ、お待ちしてマース(*^~^)b

投稿: ジェミー | 2012年4月 7日 (土) 15時31分

マイキーさん☆彡
今年は何処も寒さが連年以上厳しかったですが、東北も雪が多かったようです。
元々、岩手でも三陸の方は、雪はそれほどでもないらしいのですが、
やはり、今冬は異常気象でしょうね。
三陸鉄道で風景の醍醐味を味わうことができるのは、
今回、先に進めなかった野田から先なのだと思います。
そして、それは、海沿いで被害が大きかったことを意味することでもあるのです。
自然が育んだ材料を使った名産がいっぱいです。
京都以来の再会、お初に会う人、和気あいあいの三泊四日でした。
ユースケ・サンタマリアが同郷だと知ったのは、彼がデビューしてから
かなり経った時だったんですよ(^^♪ドラマなどで結構いい味出してますね。

さんりく・しおかぜ号は、お座敷列車らしいです(^^♪
冬には、こたつ列車になるようです。

投稿: iharaja | 2012年4月 6日 (金) 05時52分

iharajaさん、こんにちは♪
岩手県、とてものどかな風景の自然いっぱいの良い所ですね♪
地震、津波がなければって思いますが。
ジェミーさんと、星子さんはこの辺りに暮されてるんですよね♪
三陸鉄道いい所ですね、きっと電車から見る風景はとても良かったんでしょうね、空気も良さそうですね♪
牛さんが、塩を乗せて通ったんですね♪
久慈市はまだこの時期、雪があったんですね。
お塩と、お醤油、牛乳に、ヨーグルト沢山の、名産もあるんですね♪
三陸・潮風のLEDライトかっこいいですね、電車の形になってますね♪
猫ちゃんの写真はラスト1枚だったんですね、iharajaさん、買えて良かったですね♪
岩手県久慈市の旅、この後、takaさん、cyacyaさん、ジェミーさん、星子さんとお会いになられたんですね♪
そうそう、火曜日久しぶりに、「ぷっすま」を見たら、ユースケサンタマリアの実家が、iharajaさんと同じ大分県で、別府駅と、大分県の商店街が映ってました♪
別府温泉では、地獄の温泉巡りとかしてましたよ♪

投稿: マイキー | 2012年4月 6日 (金) 00時24分

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