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2009年9月21日 (月)

傍らに猫がいれば「心が遊ぶ」

猫が登場する小説や随筆を紹介する記事で、必ずと言っていい程、登場し、

いつかは読みたいと思っていたのが、大佛次郎「猫のいる日々」です。
 
 
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Nekonoiruhibi_2


  「猫のいる日々」
   大 佛 次 郎 (おさらぎ じろう) 著
  
   (ノートPCのモニターの写真は
     鎌倉の大佛茶廊のHPです。)


   diamond 徳間文庫


   diamond ISBN 978-4-19-890214-8


   diamond 初刷 : 1994/11/15
         (購入した本は第8刷)

   diamond 判  型 : 文庫判ソフト
 
 
 
 
「猫のいる日々」は大佛次郎の没後、新聞や文芸雑誌に掲載された小文を集めて

刊行されたものです。文庫化にあたり、再編集、増補されています。


読み始めてから、すぐに、この本のことを書きたいなあと思ったものでした。

いざ、読みえ終えて、どこをポイントに書こうか・・・とブログを開きますが、

進みません。
 
Daibutu Kamakura
 鎌倉の大仏近くに住んでいたので「大佛」というペンネームが生まれた。
 右側の写真は、長谷観音(長谷寺)からの眺望です。

 
Kenchoujicat Enoden
 大佛次郎の住んでいた所から北鎌倉は遠いが、円覚寺で見かけたこの猫も、
 もしかすると、ご先祖は、彼に可愛がられた猫達と縁があるやも知れない。
 右は、江ノ電先頭車両からの車窓。 (いずれも2006年7月の写真)

 
「大佛次郎」で検索すれば、どんな作品を書いたか、いかに猫好きだったか、

すぐに知ることが出来るでしょう。

本好き、猫好きの人のHPやブログでも、かなりの書評や紹介記事があります。

色々と語りつくされているのです。
 
 
そんな中で、私が書けることって何だろうと思うと、少し引いてしまいます。

 
言えることは、読んでいる時、とても至福の時間を過ごすことができたことでしょうか。

読み終えるのが、寂しくなるようでした。この本の存在を記すだけでも満足です。

 
この本には、大正12年から、彼の亡くなる前年の昭和47年までに書かれた小文と

童話・短編小説が収められています。

歌舞伎のことや、その当時の時代背景や町の暮らしなども興味深く読みました。
 
 

 
 
「猫のいる日々に」納められた「私の書斎」には、こんな一文があります。

『膝に抱いて撫でてやっていると心が遊べるからいいのである。』

心が遊べる・・・

なんて素敵な言葉なのだろうと思います。

猫とは、彼にとって、そんな存在なのだと言っているのです。

 
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全くもって(ご飯がほしいとき以外は)、膝の上に来ない君たち~。

時には、そんな心持ちにしてくれないかね~。

   Zzznokuu
   こういう格好で、よく眠れるよね(笑)
 
 
   Zzznoshirodeka
   角度の関係で、ちび平(左)と霄が同じ大きさに見えるけど錯覚なり happy01
 
 
いえいえ、いつも、心を遊ばせてくれているよね。(膝に乗ってくれなくてもね bleah

(写真は、どちらも、ちょうど1年ほど前に撮影したものです。)

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コメント

pencil チョコさん
あらあら、見た~いって言ってお手数をかけちゃましたね~(^^ゞ
そう言えば、我が家でも(大佛家には負けるかもしれないけど)芸術作品(笑)として、破れ障子を紹介した記事がありました bleah
もう2年以上も前ですが、2007年4月30日の記事でした。
自分では何気なく記したことが、人の心の琴線に触れることがあるのですね。
感慨深いです。
あ、メールアドレス、ありがとうございました。近々 loveletter させていただきま~す happy01

投稿: iharaja | 2009年10月 1日 (木) 07時40分

再来~。
その写真、見てもらいたく、いろいろ探してみましたが、なかなかみつかりません。。なので、Mail Address 入れさせてもらいま~す。今後もあることだしー。(フフッ)
ご連絡、お待ちしてます。

私の友人のO君、『iharajaさんに、ありがとう と云ってくれ』と、申してました (*^_^*)

投稿: チョコ | 2009年9月29日 (火) 23時21分

pencil チョコさん
ね、「心が遊ぶ」っていいですよね。
その写真、見てみたいですよ~。見たことがないです。

本の中の「暴王ねこ」の一節に
『私の家の襖障子は、破れていないことがない』とありました(笑)
もっと、可笑しかったのは、
『四枚並んだ障子に合計八個の猫穴があり、(中略)妻を呼び出して叱りつけると、どうせ破きますから、沢山こしらえて置きました・・・』(爆)素敵です(^^♪

ハハ~(涙)、アプリケーションキーなので、もういいんですぅ~~(T_T)

投稿: iharaja | 2009年9月25日 (金) 01時37分

傍らに猫がいれば「目尻が下がる」、程度しか思い浮かびませんが 心が遊ぶ とは流石は作家さんですね。。。
大佛さんの本は読んだことないですが、猫好きの文士さんとして、いろんなところで紹介されていて、名前だけは知ってました。。
私の手元にある「猫びより」に、すざまじく破られた障子から覗き込んでいる猫たちと一緒に写っている大佛さんの写真が載っています。。有名な一枚なのかなぁ、iharajaさん、御存知ですか??

まだ捜索中なのですね・・・キーボードの名前も行方も、気になります(笑)

投稿: チョコ | 2009年9月24日 (木) 21時11分

pencil 空ママさん
「猫島ハウスの騒動」、楽しんでいただけたようですね happy01
あんな島に住みたくなりませんでしたか?
ところで、よしきさんの方は、猫探偵正太郎くんの活躍する本が、その後、出版される様子がないので残念です。

「猫のいる日々」は、今とは犬や猫たちに対する考えも違う時代にあって、猫を愛しむ姿がどの小文にも散りばめられている気がします。
しかも、作家は自分自身をよく観察している気がしました。

投稿: iharaja | 2009年9月22日 (火) 14時50分

pencil union-jackさん
作家が作家たる所以か、思いつかないような言葉をサラリと残してくれます。
少なくとも、号泣の本ではないです(笑)
日常のことが淡々と描かれているのですが、しみじみしたり…そんな感じでした。
鎌倉に大佛茶廊というカフェがあるようです。
そこは来客用の家で、住んでいたわけではないようなので、そこに猫達はいなかったと思います。けれども、HPで見た茶廊の庭は、本に登場する猫たちが遊んだ風情がそのままでした。
いつか上京の折には、寄ってみたいものです。

空の格好、ね、よく眠れるわねって言いたくなりますでしょ(笑)
白デカ親子はくっついているとアート写真が撮れます(爆)

投稿: iharaja | 2009年9月22日 (火) 14時45分

pencil 鯉三さん
私も本業の方の作品を読んだことが無いのです。
随筆の中には、歌舞伎などにも話を提供しているような件がありました。
あるHPで、大衆文学の昭和の文豪と書かれているのを見ました。
今回、改めて彼のことを調べていて、ドラマなどで見たことのあるものもあって、ああ原作は彼だったのかと驚いきました。

猫好きであることに溺れているのに、それを作家の視線で捉え溺れずに書く言葉に感じ入りました。

この本は、彼の生前にまとめられたのなら、タイトルは「猫のいる日々」だったのだろうかと少々気になっています。

投稿: iharaja | 2009年9月22日 (火) 14時37分

pencil マイキーさん
「猫のいる日々」は、今の猫たちの関わり方とは違う場合もあり、当時のことに少々面食らう文章もあります。
でも、猫好きと知って、大佛家に猫を捨てていく人も多いと書かれていました。
これは同じですね、いつの世も think

文筆で煮詰まることもあったでしょうが、そのとき、何もいらぬ、猫がいるだけでよいのでしょう。
そんな様子が描かれています。

我が家も空は寒くなる母の膝の上には乗るのだけど、それ以外はほぼ無し despair
それがご飯がほしいと白デカ親子は私の上に居座ります(笑)
でも、寝ている姿を見るだけでも癒されますね happy01

投稿: iharaja | 2009年9月22日 (火) 14時32分

またまた読んでみたくなりました!
前回紹介されてた「猫島ハウスの騒動」を、この夏に読みましたよhappy01
解説は柴田よしきさんでしたね♪
やはり猫好き同士、繋がっているんですねぇ。
極上のコージーな時間が、楽しめました(^_^)v
iharajaさん、ありがとね。。

投稿: 空ママ | 2009年9月22日 (火) 10時41分

「心が遊べる」かぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

深い言葉です。

私も読んでみようかな。これ、泣かせる本ではないですか?
(すんごい泣き虫の為、一応尋ねてみました 笑)

空ちゃん・・・寝てるの?(笑) ある意味、これは凄いなぁhappy02
霄ちゃんとちび平ちゃんはキレイにシンクロしてますね。親子だなぁ。

投稿: union-jack | 2009年9月22日 (火) 10時07分

大佛次郎という作家がかなりの猫好きだったとういことは知っていたのですが、肝心の作品を全然読んでこなかったのはなぜなのかと今頃になって不思議に思います。わたしも今度読んでみます。「心が遊べる」などとはなかなか言えませんね。さすがに作家の言葉だなと感心しました。

投稿: 鯉三 | 2009年9月21日 (月) 23時27分

iharajaさん、こんにちは♪
大佛次郎、「猫のいる日々」という本があるんですね、猫好きさんの作者の方が書かれた本なんですね、鎌倉に住んでいる、猫ちゃんの風景と、ご自信が飼われてる猫ちゃんの日常を書かれてるのかなhappy01
「膝に抱いて撫でてやっていると心が遊べるからいいのである」良い言葉ですね、きっと、猫ちゃんも気持ちいいし、自分も落ち着いて、癒されると言う意味なんでしょうねhappy01
うちのタマとベルは、自分から膝に乗ることはしないので憧れますhappy01
iharajaさん所の、空ちゃん、霄ちゃん、ちび平ちゃんは、ご飯の時にはお膝に乗ってくれるんですね、うちのタマとベルは、ご飯のときも乗ってくれませんcoldsweats02
空ちゃんの寝姿可愛いですね、霄ちゃん、ちび平ちゃんは、シンクロして寝てるし、親子ですね、こちらも可愛い寝姿ですねhappy01

投稿: マイキー | 2009年9月21日 (月) 21時32分

pencil mikumonさん
実は大佛次郎と猫たちの話を知ったのは、そんなに前ではないのです。
もう少し前に知っていれば、横浜や鎌倉に行った時に、所縁の場所に行ったのになぁ~と思います。
今とは、その時代は、犬や猫たちの関わり方も違うけれど、大佛次郎は猫を生涯の伴侶と称したそうです。

いのりちゃんやメイちゃんがその内に、ママの代わりに星ちゃんの添い寝をしてくれるかも~(^^♪でも、やはり、ママがよ~く見てないとね(^_-)-☆

空の格好は、私たちなら、首が凝っちゃいますよね(笑)

投稿: iharaja | 2009年9月21日 (月) 18時29分

。・∀・)ノ゛ iharajaさん、こんにちわぁ~

「猫のいる日々」の本は有名なのですか?
って、書いたら無知すぎますか?

星が添い寝しないと寝てくれないので、
いつも添い寝しながらTVを見たりDSしたりするんですが、読書もいいですね~
読んでみよーっと。
iharajaさんの記事を読んでて、是非、読んでみたいなぁ~って思いました。

空ちゃん、器用な寝方ですね(笑)

投稿: mikumon | 2009年9月21日 (月) 11時12分

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