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2008年4月19日 (土)

ブランケット・キャッツ

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ブランケット・キャッツ

 重松 清
 ISBN:9784022503978
 定価:1575円(税込)
 発売日:2008年2月7日
 四六判並製   332ページ
 朝日新聞社
 (ちらりと立ち読みは→ こちら で)

 

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書店の平積みは、出版社や書店の一押し、売れ筋などが多い。
その平積みに常連の作家はやはり人気があるのだろう。

そんな作家の中で、気になっている一人に重松清さんがいる。
今まで、彼の作品を何度か手に取っては、また元の位置に戻していました。

なんというか、匂いがするのです。この人の作品は、意識的にせよ、無意識にせよ、
心の襞に隠した感情を掘り起こされそうな気のする匂い。

意識的に隠したものなら、まだ対処のしようもありそうですが、
無意識に隠している感情がポッと出てくると、自分でも唖然としたりしてなんてと
考えたりもするわけです。

そこを敢えて、元の場所に戻すことなく、レジにそのまま持っていったのは、
やはり、本のタイトルと装丁のせいだったかもしれません。

正直なところ、帯のコピーには戸惑いました。
『2泊3日、毛布付き。我が家にレンタル猫がやってきた。』
読んでいても、レンタルという言葉はずっと頭の隅に引っかかったままでした。

それでも、7つの家庭に7匹のブランケット・キャッツがやって来る。
そこには、切なさや心の痛みをさらけ出す人々がいる。様々な事情が存在する。
そんな7つの短編に、私は7回、涙を流した気がします。

Kuuinabasket Shouinabasket

レンタル猫は実際にあるのか、小説の中だけなのか知りません。
いつもなら、気になると、その場で早速検索ということが多いのですが、
これは知らなくてもいいかなと思う。

だって、『傍らにいつも猫』がいるのだから。
そして、これって、きっと恵まれていることなのね。

ちなみに、本の表紙のイラストを見て「あ、霄だ!」と思った私です(笑)

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コメント

pen 珠琳さん
私も本にしろ、映画にしろ、ハッピーに終わるほうがいいかなぁと思うほう。
でも、最近、手にした本が予想外に泣ける本が多くて~。鼻ジュルです。

宙を失った頃、私も猫の本を立て続けに読んだ気がします。
しかも、涙なくしては読めないものばかりを選びました。
そのときは、泣くだけ泣こうと思ったものだから。

投稿: iharaja | 2008年4月26日 (土) 12時32分

pen 空ママさん
キャリーで休憩中は空と霄です。猫ベッド代わりです。

「ブランケット・キャッツ」は、どの話も途中は苦しくなったり、悲しくなったりです。
それでも、なんとなく救われる終わり方でした。

「旅に出たブランケット・キャット」の主人公はタビー。
この話はアメリカンショートヘアーの猫が旅に出てしまう話なので、空ママさんが読まれたら、少々複雑な気持ちになるかもしれないです。心に残る話なのですが・・・。

投稿: iharaja | 2008年4月26日 (土) 12時24分

泣ける本ですかぁ、やっぱり苦手です。
私は活字が苦手であまり本を読まないんですが、麦が亡くなってから一時期気を紛らわせる為にいろんな猫本や猫漫画読みあさってました。
その中に明平規男さんのエンジェルキャッツという本があったのですが、基本的に猫が擬人化された話は好きじゃなくてこれもそのひとつだったのですが、その中の1話(第14話)に別展開でモモという猫の話が描かれていてこれはとてもきつかったです。
麦をうしなったばかりというのもあったけどなんだか世の中ってとっても理不尽って感じてしまいました。
結末は号泣です。

投稿: 珠琳 | 2008年4月25日 (金) 19時11分

この本、新聞の広告欄で見ました。
私も本のタイトルと装丁を見て、買ってみたくなりましたよ。
でもまだ、買ってないのですけどね・・ ^^;
重松清さんはたくさん本屋さんに本があるけど、手に取ったことが1度もないのです。
涙がでますか・・。どうしようかな。。
写真は空ちゃんと、もうひとりは宵ちゃんですか?
ふたりとも可愛いので、このままうちにお借りしたいですlovely

投稿: 空ママ | 2008年4月24日 (木) 18時38分

pen 鯉三さん
重松清さんの他の作品も読んでいる鯉三さん。
この本には、どういう感想を持たれるでしょうか。

投稿: iharaja | 2008年4月22日 (火) 05時10分

pen 星子さん
私も題名に惹かれて手に取ります。それに、その時の気持ちにも左右されますね。
以前は読まないだろうなと思う本を選んだり、逆に前は読んでいたのに、今はちょっと敬遠というものもあります。

霄がモデルと思うことにしよう(笑)

あ、「くるねこ」を買いました!おいたち篇を読んでみて、さらりと描いているけど、結構大変だったんだなぁと笑いながらもしみじみとしました。

投稿: iharaja | 2008年4月22日 (火) 05時03分

この本、早速購入します。

投稿: 鯉三 | 2008年4月22日 (火) 01時49分

私は作家さんとかほとんど知らないので、本を買う時はまずは題名に惹かれます。それからあらすじなんかを読んで買うか買わないか決めるのですが、買う時は「これキター!」ってビビビッてきたものを買います。好みの表現の仕方やストーリーの流れってありますが、その時、自分がどんな精神状態かによっても、惹かれる本の内容が違ったりします。
「ブランケット・キャッツ」をちょこっと読みましたが、かなり興味をそそられる内容でした。表紙の絵もかわいいですね。もしかするとiharajaさんのブログで霄ちゃんをみて、描いたのかもしれませんよ♪ありえないことではありませんよヽ(゜o゜)丿!

投稿: 三日月星子 | 2008年4月21日 (月) 15時06分

pen union-jackさん
そう、この毛づくろいのイラスト、いいですよね。
さらりと一筆で描いた絵なのだけど、仕草がよく分かる。

レンタルの犬ってあるの\(◎o◎)/!犬はその性質で大丈夫かもね。
猫はね、そうは行かない。環境の変化に弱い。
union-jackさんも、その体験をまともにしちゃったみたいね。
今日はゆっくり眠れるといいね。

私、この本は昼ごはんのときにズズズと鼻をいわせながら読んでました(笑)

投稿: iharaja | 2008年4月21日 (月) 05時50分

実はこの本の表紙を描いた人、どこかで霄ちゃんを見た事あったりして(笑)。
帯に描いてある、毛繕い中の姿が可愛いですネ~。
犬のレンタルは実際にあります。お散歩だけ、というものからお泊りまで。
猫のレンタルは・・・私は聞いた事ありません。
これ、絶対電車の中では読めませんね・・・私、泣き虫ですし(恥)。
でも、ちょっと興味をそそられました。iharajaさんの心に一番残ったという
「嫌われ者のブランケット・キャッツ」というタイトル・・・鼻の奥がツンときて。
ところで、私、すっごい寝不足です。忍耐だわ~(笑)

投稿: union-jack | 2008年4月20日 (日) 11時13分

pen ジェミーさん
空、フォトジェニックですかぁ~、なんか嬉しいな happy01
今日、テレビの上で外を見ている空を見て、
母と二人で「空ちゃん、可愛いよ~~」なんてW親バカやってました bleah

ジェミーさんもそうですか~。
あるんですよね、なんだか、まずいなぁ、まずいなぁ、きっと、これ以上関わると、きっとまずいよなぁということ。

さて、この本、私はちょっと涙 weep なくては読めませんでしたが、
「嫌われ者のブランケット・キャッツ」が一番心に残っています。
もし、機会があれば手にとって見てください。
あ、その際、ハンカチかティッシュはお手元に sign01

投稿: iharaja | 2008年4月19日 (土) 20時00分

pen マイキーさん
この本は切なくて、でも、なんとなく光が見えるかなという話が続きます。私はついつい泣いてしまいました weep

レンタル猫という言葉には一瞬「えっ?」でした eye
借りてきた家では好きな名前で呼ぶのです。それにも「えっ?」という感じ eye

それでも、中に綴られている話はレンタル猫を借りなくてはいけない理由や猫という存在にすがりたいという事情がわかるような話ばかりでした。
初めて読む重松清さんの作品ですが、彼が紡ぎだす不思議な物語に魅了されました。

私、書店でこの本を見たとき、「あら、霄ちゃん」って声に出してしまいましたよ(笑)

投稿: iharaja | 2008年4月19日 (土) 19時56分

空ちゃんってフォトジェニックだなぁ~って思います~shine
あっ、いきなり本題からズレたコメになってますね~( ̄▽ ̄;A

>この人の本を読んだら、意識的にせよ、無意識にせよ、心の襞に隠した感情を掘り起こされそうな気のする匂い。
↑コレ、なんかわかります~
ってジェミー、実は読書はもっぱらマンガオンリーなので本のコトではなく。。(汗)ではなく、これ以上この事柄にツッこんだら今はこみ上げなくていいよ~、って感情になるんだろうなー。。というような感覚。
こういう感情にきちんと真正面から向き合っていれば、もっとマトモなニンゲンになってたのかも~、など思ったり思わなかったり(笑)

立ち読み部分だけでちょっと「うっ」となりました~
この本、マンガでないかなぁ~?(←短編ぐらい読め~ 爆)

投稿: ジェミー | 2008年4月19日 (土) 12時19分

iharajaさん、こんにちは♪
「ブラケット・キャッツ」短編集なんですね、読みやすそうで、いいかもしれないですね、感動するお話なんですねhappy01
毛布付って、一瞬おまけに毛布が付いてるのかと思っちゃいました、それでiharajaさん、買うのを躊躇されてたのか~って勝手に思っちゃいました、「レンタル」と言う言葉に躊躇されてたんですねcoldsweats01
表紙確かに、霄ちゃんに似てますね、それで買われたんですねhappy01
猫のレンタルってあるのかな、私も初めて聞きましたが、なんか物扱いになるので嫌な気がしますね、ニャンちゃんもちゃんとした生き物ですからhappy01
でも、野良猫ちゃんを、室内飼いにして、お試し預かりする事もレンタルになるのかな~って、一瞬思っちゃいましたcoldsweats02
まず、犬や、猫のレンタルはないですよね、あったら動物愛護協会が黙ってませんよきっとhappy01

投稿: マイキー | 2008年4月19日 (土) 09時52分

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